123「免疫アップ」健康法
誕生 秘話
123「免疫 アップ」健康 法は、平成5年頃、プロポリスの輸入販売を始めて、ご愛飲者の皆様からのお便りで、良くなった!との「喜びの声!」や「殆ど変わらない」とか、 良くならないと「嘆きの声」などを多くの方からお手紙を頂きました。
同じ様な苦しみの人が、如何して「良くなる人」・「良くならない人」がおきてしまうのか、疑問で、疑問でたまりませんでした、本当に「なぜ!何故!」とい う気持と疑問ばかりを感じながら当時は販売をしていました。
直輸入で仕入れた、ブラジル産・「プロポリス」は国際養蜂会議で2度の「金メダル受賞」を獲得した最高品質のプロポリスで、当時日本ではプロ ポリスの認 知度はあまり無く、それでも「三大新聞」等に広告宣伝を長い間掲載しました。
あるとき、活性酸素を除去する健康食品「SOD様エキス」にめぐり合いました、生活習慣病の90%は活性酸素が原因で起こることを知り二番目の商品として 販売することになりました。
そして更に、日本で細菌研究の最高峰である、京都パスツゥール研究所が京都の漬物(スグキ漬)から発見した、ラブレ菌を市販することになり、私は京都にあ る、京都パスツゥール研究所を訪問しました。
当時の岸田理事長にお会いすることができ、そこでのお話は腸内菌、特に「善玉乳酸菌」の大切さを、思う存分知らされました。
三番目の商品として「ラブレ菌」も販売することになりました。(当時のスーパー・マーケットでは明治のブルガリア・ヨーグルトと2~3種類のヨーグルトし か、スーパーでは販売していませんでした。)
各成分を勉強するにつれ、三種類(プロポリス・SOD様エキス・乳酸菌)の健康食品には、それぞれに大切な役割があることを知らされました。
1995年「平成7年」頃私の「なぜ!何故!」という気持と疑問は少しずつ消えていきました。
現在の西洋医学は、専門分野別になり極端な分野になり過ぎていないでしょうか、私は三種類の健康食品の大切な役割を知ることで「123「免疫 アップ」健康 法」を考え る様になりました。
「ワン」は、腸内の腸内菌100兆個を活性化させ、栄養成分 を腸内菌の力をかりて微細分解し、栄養吸収細胞で吸収する。
「ツー」は、人の血管10万㎞あり血管内(毛細血管)が活性 酸素などで血栓や脂質などで詰まっていると栄養素や免疫細胞が循環できなくなります、SOD様 エキスで活性酸素を除去して必要成分や免疫細胞が送られる状態する。
「スリー」は、免疫機関を刺激して免疫細胞を活性化させ、誰 もが持っている自然治癒力を発揮する事ができれば「嘆きの声」が「喜びの声」に変わるのでない かと考えるようになりました。
私は、乳酸菌研究機関や色々なお医者さんにも相談いたしました。
その結果「大変素晴らしい考え方」であると、お褒めの言葉を各先生方から頂きました。そして1996年に「1,2,3健康法」が誕生いたしました。
「ワン」とは・・・・腸内環境を善 玉菌優勢にする。
「ツー」と は・・・・血管全体の血流 「血圧」を正常化する。
「スリー」とは・・・免疫 細胞を活 性化させる物質。
1 『ワン』 腸内栄養吸収強化 |
1『ワン』の役割
… 腸内環境を善玉菌優勢に改善する 人間の腸内には、人の細胞(60兆個)より多くの腸内菌(100兆 個/重さ1.5kg)が存在します。その腸内菌は「善玉菌」と「悪 玉菌」に分類され毎日縄張り争いをしています。 理想的な腸内環境は、乳酸菌などの善玉菌がおよそ90%、大腸菌な どの悪玉菌が10%だと言われています。 私たちの生活には、多くの乳酸菌(味 噌・漬物・ヨーグルト等)が関わっています。その乳酸菌によって 整腸作用が得られることは昔から知られていました。 乳酸菌の種類は多く、自然界のあらゆるところに分布していますが、そのすべてが人間の腸内で生きられるものではありません。胃液や胆汁の殺菌力に耐え、生きたまま腸内に到達しても定着する事ができず、通過菌として 体外に排出されてしまいます。加熱処理(死菌体)を使用する事で、人間の腸内で定着し、固有菌に働きかけ増殖します。 人の免疫細胞の約6割は、腸(腸管免疫=パ イエル板)にあるとする説があります。 腸管には、約100種類、100兆個の腸 内細菌が共生しています。その腸内細菌を味方にして、食 べた物を微細分解し、体内に栄養を吸収しやすくしています。 戦後日本人の食生活の変化により、肉類など脂肪分の多い物を食する ことが多くなりました。それにより生 活習慣病(ガン・糖尿病・高血圧・脳卒中・心筋梗塞・脂質異常症)などの病気の種類も変わりました。 健康維持効果を期待するには、1日1兆個の乳酸球菌は摂取したいも のです。 |
エ ンテロコッカス・フェカリス菌 |
乳酸菌には、生菌と加熱殺菌した菌があり、生菌は胃酸によって殺菌されるため生 きたままではなかなか腸まで達しません。(胃の細胞壁から出る塩 酸はpH2もあり、溶け出してしまう)加熱処理を施す事で、胃酸 にも強く腸に定着し、しっかり働きかけます。
腸内環境を整えるだけでなく身体の力となり、白血球の栄養分として最も優れた乳酸菌のひとつです。
悪玉菌を減らし、善玉菌を増やし、腸をキレイにするだけでなく、腸内免疫にも強 く働きかけます。
人の免疫細胞の約6割は、腸にあるとする説があります。その腸管(腸管免疫=パ イエル板)には、約100種類、100兆個の腸 内細菌が共生しています。健康維持効果を期待するには、 1日1兆個の乳酸球菌は摂取したいものです。
エンテロコッカス・フェカリス菌は、善玉菌増殖の「最強の四天王」と言われる乳酸菌で、特に小腸に多く存在し医薬品の免疫賦活剤ピ シバニールとよく似た細菌であるため、以前からBRM療 法の素材として注目されてきました。
エンテロコッカス・フェカリス菌にみられる働き
・TNFの 産生を促す。
・マ クロファージを増やす、活性化する。
・好中球を 増やす、活性化する。
・T細胞を活性化する。
・NK 細胞を活性化する。
・骨髄(リンパ球を作る工 場)機能の改善。
※乳酸球菌は乳酸桿菌(ビフィズス菌、ガゼイ菌など)に比べ1/5位の大きさな ので、一度にたくさん摂取できるというメリットがあります。
乳酸菌生産物質 |
わかりやすい例でいえば、蚕が桑の葉を食べて絹を作り出しますが、もともと絹は蚕にも桑の葉にも存在していません。つまり、絹は蚕が桑の葉を食べたときにだけ放出される代謝物質といえるのです。
同じ様に、乳酸菌生産物質も、乳酸菌が作り出す「代謝物質」であるとお考えくだ さい。そして、乳酸菌生産物質とは、乳酸菌やビフィズス菌などの 有用菌が発酵過程において産生する物質の総称です。あくまで、乳 酸菌が作り出した物質であり、乳酸菌そのものとは異なります。
乳酸菌そのものを、ヨーグルトや乳酸菌飲料などで取り入れると、腸内環境が整え られて健康に役立つことは、間違いではありません。しかし、乳酸 菌そのものが腸に入っても、その乳酸菌はもともと腸内に棲んでいた菌ではないため、腸内で増殖・定着することがなかなか難しく、通過菌として体外に排出されて しまうことが多いのです。
これに対して、乳酸菌生産物質は、生きた菌ではありません。乳酸菌生産物質は、もともと腸の中の善玉菌が代謝している物質を摂取することで健康に役立 つ、という考えのもと作られております。
・腸の基礎知識
・腸内フローラ
・悪玉菌
・食生活とガン
・便
・便とオナラ
・乳酸菌生産物質の働き
・研究データ
・研究データ2
2 (ツー) 毛細血流環境 |
2『ツー』の役割
… 活性酸素や血栓を除去 血流を改善し好循環させる 血管は「動脈」「毛細血管」「静脈」の 3種類あります。 全長は10万kmに及び、その内の99%が糸のように細い「毛細血管」で す。 動脈は、心臓から全身の隅々の毛細血管まで血液を運ぶ「輸送路」 で、酸素と栄養素の供給をおこないます。 高い圧力のかかる動脈の血管壁は厚く弾力に富んでいます。毛細血管は、一層に内皮と薄い膜からできていて網状に各組織をは しり、細胞に酸素や栄養素を届け、代わりに二酸化炭素や老廃物を 回収します。 重力に逆らって戻ってくる静脈には、逆流を防ぐ弁があり、血管壁 は薄く、弾力に乏しいです。 血液の働きは、細胞組織に酸素や栄養素を届け、二酸化炭素や老 廃物を運ぶだけでなく、細菌から身体を守り、出血を止め、体温の 調整をします。 赤血球は酸素運搬、白血球は外部から侵入した病原微生物や異物を 殺します。 リンパ球は免疫と関係が深く、体内に存在するものか、外部から侵 入したもかを認識します。 血小板は破綻した部分を塞いで出血を止め、血漿は水分や栄養分、 老廃物を運ぶ役割を担っています。 近年の環境や食生活などの変化により、体内に活 性酸素が過剰発 生する事で、血栓や脂質などで血管が詰まり、循環が滞ってしまう のです。 活性酸素によって身体をサビ(酸化)させないためには、抗酸化 食品(ビタミンC、Eなど)や抗酸化物質(ポリフェノール・カテ キンなど)を摂取する事が大切ですが、口 から取り入れてもなかなか腸で吸収されません。 最も有効なのは、体 内酵素SODの活性化です。 体内酵素SODが活性酸素を封じれば、生体の酸化を抑える事がで きます。 |
米 胚芽、大豆発酵抽出エキス(物)【GMT】 = SOD様エキス(物質) |
GMT-SODは、生体内の活性酸素(フリーラジカル)消去に着目し、米胚芽・ 大豆を主原料に特殊な特許製法により、主成分が持つ天然抗酸化力 をアルカリ発酵技術で大量に引き出すことに成功した食品原料です。
SODとは、スーパー・オキサイドディスムターゼの略です。
「スーパー・オキサイド … 活性酸素」「ディスムターゼ … 取り除く酵素」の 意味です。
過剰に発生した活性酸素の害を防ぐために、身体の細胞からSODを生産し害を防 いでいます。
加齢と共に、衰えるSODの生産能力、不足するSODを有効的に取り込み、体内 SODを活性化させる素材です。
[GMT-SODの特徴]
・強力な活性酸素対応作用(SOD様作用)
・体内の抗酸化ストレスを軽減する作用をもっています。
・他の抗酸化剤がSuperoxide anion radical消去活性のみに着目していることに対し、
GMT-SODは活性酸素消去能力(Superoxide消去 活性)と過酸化脂質抑制効果など全てに対しての作用
ミ ネラル |
こうしたミネラルは身体の中でつくり出すことはできないため、肉や魚、野菜、海 藻などの食物からとりいれます。
すべての要素は適度な量を摂る事が良く、欠乏症だけでなく過剰摂取も病気の原因ともなる。
ビ タミン |
13種類あり、体の中の働きは種類によって異なります。必要な量は少ないのですが、人の体の中で作ることができなかったり、作られても量が十分で はなかったりするので食べ物からとる必要があります。
水に溶ける水溶性ビタミンと、水に溶けずあぶらに溶ける脂溶性ビタミンに大きく分けられます。どれくらいとったらよいかは、年齢やビタミンの種類に よって大きく異なります。
種類によって体の中での働きや役割が異なるので、不足するとさまざまな症状がで ます。また、と りすぎると害がでることがあります。
普通の食事ではとりすぎを心配する必要はありませんが、複数の健康食品を使う場 合には注意しましょう。
大 豆たん白酵素分解物 |
血栓の主成分であるフィブリンに直接働きかけ分解(溶解)する作用、身体の中の 血栓溶解酵素であるウロキナーゼの前駆体プロウロキナーゼを活性 化する作用、さらに血栓溶解酵素プラスミンを作り出す組織プラスミノーゲンアクチベーター(t-PA)量を増大させる作用があります。
食品としての納豆には、血栓溶解を促す成分が含まれている反面、血液凝固を促進する「ビタミンK2」も含まれています。
血栓症患者などに処方される血液を固まりにくくする医薬品(ワーファリン等)を 服用されている方は、、「ビタミンK2の拮抗作用」により効果が 減弱されるため、納豆などのビタミンK2を多く含む食品の摂取は医師により制限されています。
そのため、折角の納豆の血栓溶解作用を活かすことが出来ませんでした。
ビタミンK2の除去された大豆たん白分解物なら、安心して摂取することが可能で す。
また、血栓溶解作用の他にも、血圧降下作用・血流改善作用・血小板凝集抑制作用等 をヒト試験によって確認してしています。
ル ンブルクスルベルス末 (ルンブロキナーゼ) |
原料は、宮崎県の田野町にある「有限会社輝龍」の 研究所で飼育されています。
昔から漢方薬では「地竜」と称し、ミミズ表皮を乾燥させたものを発熱や、気管支 喘息の発作の薬として用いられています。
また「ル ンブルクスルベルス」には、血 栓を溶かす酵素(ルンブロキナーゼ)を持つことも知られています。
石井会長は30年以上にわたって、ミミズの養殖・加工技術の開発に取り組んでこ られた方です、この会社に海外の有名な研 究者も視察に訪れるほどです。
餌にも有機野菜の残渣(のこりかす)を使い、水も浄水器を通したものを使用しています。石井会長自ら、土を掘り、ミミズたちの状態を確認し、4ヶ月で出荷、人の手によって丁寧に 洗浄し、皮を取り除き凍 結真空乾燥機によって瞬時に冷凍乾燥して粉末にされます。
また、2012年春、新製法特許「LR末Ⅲへ、更に不純物除去率が大幅にアップ 致しました。
マ
カ(ペルー原産) |
マカは「アンデスの人参」と呼ばれ、滋養食として現地の代表的な家畜であるリャ マと少量のマカが取引されていた。
根は薬用ハーブとして使われる。
根の栄養成分は、必須栄養素を多く含み、アンデスで栽培される植物の中でも極め て優れた栄養値を示す。
乾燥マカ100gの栄養構成は、炭水化物59g、たんぱく質 10.2g、繊維8.5g、脂質2.2gで、他に大量の必 須アミノ酸や、ジャガイモの倍以上の鉄分とカルシウムを 含む。
その他リ ノール酸、パ ルミチン酸、オ レイン酸といった脂肪酸、ビタミンB群、ミ ネラル、グルコシノレート等も含有する。
マカは「アンデスの人参」と呼ばれ、滋養食として現地の代表的な家畜であるリャマと少量のマカが取引されていた。
スペインがペルーを征服した時、スペイン軍の連れてきた馬が高地 の環境に順応できず、交配して子供を作ることなく死んでしまう危 機に瀕した。原住民の勧めでマカの葉を馬に与えたところ、みごと馬の繁殖に成功し、結果的にインカ帝国の征服に成功したということが当時のスペインの記録に残されている。
マカの持つ豊富な栄養素にアメリカ航空宇宙局 (NASA) も注目し、宇宙飛行士の食料に採用された。
現在マカは、原産国であるペルー政府の貴重な外貨獲得資源となっており、マカそ のものをペルー国外に持ち出すことは法律で禁止されている。
3 (スリー) 免疫機能活性 |
3『スリー』の役
割…免疫細胞を増殖させ、体内防衛で異物・外敵を撃破 私たちの体は約60兆個の細胞からつくられています。その細胞を細 菌やウ イルス、毎日6,000個程度発生しているガ ン細胞などの攻撃から体を守る力のことを免疫といいます。 免疫に関与している細胞(=免疫細胞)は白血球の 中にある細胞で、単球(マ クロファージ)、顆粒球(好酸球、好 中球、好 塩基球)、リンパ球(NK細胞、T細胞、B細胞)などがありま す。 これらの免疫細胞は、病原体を 体内に侵入させないようにそれぞれの細胞が協力し合って私たちの体を守ってています。 ところが、体の免疫機構のバランスが崩れ、免疫細胞が十分に作られ なくなると、感 染症発症の増大、ガンの発症、生 活習慣病の増加、ア レルギー発症などを引き起こしてしまいます。 様々な病気を引き起こす最も大きな要因は、人自身の免疫力の強弱な のです。 「スリー」の役割は、最高に活性化した免疫細胞を増殖させ、体の隅 々に送り込むことです。 免疫細胞が体全体に行き渡ることで「自然治癒力」が再生され、ガン 細胞や異物などを攻撃・排除し、病気に負けない体を作ってくれま す。 「スリー」の役割を確実に発揮させるためにも「ワン」と「ツー」の 役割がスムーズに行われていることが重要です。 腸内環境、体内循環が整えられていることによって、体内を防御する 力が最大限に引き出されるのです。 |
キャッ ツクロー |
ア マゾンの先住民達に約2,000年にわたり民間伝承ハーブとして利用されていた植物である。
ペルーの中央部に住むアシャニンカ族は、キャッツクローに最も密接に関係してい るといわれ、アシャニンカ族によるキャッツクローの利用は、記録 されている歴史としては最も古いものである。
アシャニンカ族によるキャッツクローの伝統的な利用方法としては、喘息、泌尿器官 系の炎症、関 節炎、リ ウマチ、骨の痛み、お産後の回復、腎臓の洗浄用、深い傷 の治療用、胃の炎症、胃潰瘍、ガ ン治療などが挙げられる。
キャッツクローの主成分はオキシインドール・アルカロイドと呼ばれるア ルカロイドで、イソテロポディン、テロポディン、イソミ トラフィリン、イソリンコフィリン、ミトラフィリン、リンコフィリンの6種類のアルカロイドが含まれている。
その他の主な成分としては、キャッツクロー特有成分であるキノビック酸グ リコシドやトリテ ルペン、食 物ステロールが含まれており、ポ リフェノールやカ テキン、タ ンニン、プロアントシアニジンなどのフ ラボン類も含まれる。
1986年、チェ ルノブイリ原発事故による放射線犠 牲者の治療用にキャッツクローが採用され、その臨床データで免疫 力向上、鎮痛の効果が確認されている。
さらに、1991年には天然の抗炎症作用があることが判明し関節炎の治療薬とし ての薬効が実証された。
1994年、世 界保健機関(WHO)が副作用のない抗炎症剤として公式に認定。
EU(ヨーロッパ)では医薬品医薬品として販売・使用され、アメリカでは「免疫 活性を向上させる」ことは特許として認められるなど、今では世界 的なメディカルハーブである。
欧米諸国での大ブームを受け、原産地ペルーでは1995年、フ ジモリ大統領が「キャッツクロー保護法」を成立。ペルー 政府が国家プロジェクトで栽培、管理運営事業を行っている。
1999年に起きた茨 城県東海村JCO臨界事故では、被爆者へ、ペルー政府からキャッツクローが寄贈された。
近年ではガンやエ イズといった体の免疫機構を低下させる疾病の補助的治療薬としても世界的規模で注目されている。
キャッツクローの主な作用としては、鎮痛作用、免疫増強作用、抗炎症作用、自 己免疫疾患(リウマチ、膠原病)症状緩和 などが報告されている。
グ ルコサミン |
ただし、年齢を重ねるごとに体内でのグルコサミンを配合する力は減少するため、 軟骨に含まれる水分が減少し、こわばりや痛みが起こってしまう。
グルコサミンには軟骨や皮膚などを再生させる、関節の炎症を抑える、傷ついた軟 骨の修復を促進、変 形性関節症やリ ウマチの痛みや腫れを改善するなどの働きがあるとされる。
プ ロポリス |
その名の通り、ミツバチは巣の形成や補修、無菌状態にする、外敵から の侵入を防ぐなど、プロポリスで安全な巣作りをしているのであ る。
古代エジプトではミイラの腐敗防止に、古代ギリシャ、ローマでも皮膚疾患や切り 傷、感染症な どの治療に使われたという記録があり、「天然の抗 生物質」といわれてきた。
強力な抗菌・殺菌作用があるというのは、ミツバチが巣を無菌状態に保っているこ とからも理解できる。
プロポリスの主な主成分は20種類以上からなるフ ラボノイドである。
抗酸化作用として有名なフラボノイドだが、クロレダン系ジテルペン、ケ ルセチン、カ フェイン酸フェネチルエステルは抗がん作用としても注目されている。
プロポリスの薬理作用はフラボノイドだけでなく、アレクリン系を起源植物とするプロ ポリスだけに含まれているアルテピリンCの影響も大きい。
他にも、各種酵素やア ミノ酸、ビ タミン、ミ ネラルが効率よく含まれ、プロポリスに含まれる成分の数は約300種類に上るともいわれている。
日本では1991年に開催された「第50回日本癌学会総会」で松野哲也教授(国立予防衛生研)が、ブラジル産プロポリスに抗腫瘍活性(腫瘍細胞が活発に増殖するのを抑えたり、腫瘍細胞を死滅させたり する働き)をもった物質が含まれていることを発表。その後も、林原生物化学研究所がプロポリスのエタノール抽出物からマ クロファージ活性・抗菌性などの効果を発見し、研究が盛 んに行われるようになった。
これまでに、抗菌作用、抗ウイルス作用、抗酸化作用、抗炎症作用、抗アレルギー 作用、血糖降下作用、風邪症状の軽減作用などが研究報告されてい る。
シ ソ油 |
α-リノレン酸は体内でEPA、DHAを 合成するため、これらの脂肪酸の機能も期待できる。
さらに、アレルギー疾患の患者において、α-リノレン酸が、白血球か らのロ イコトリエンなどの分子の放出を抑えるとういう研究報告 もある。
そのほか、シソ油にはビ タミンB2、カ ルシウムなども含まれている。
ア ガリクス |
学名「アガリクス・ブラゼイ・ムリル」、日本名「カワリハラタケ」という南米ブ ラジル・ピエダーテの山中を原産地とするキノコである。
1965年、米国ペンシルベニア州立大学のシンデン博士とランバード研究所の E・Dランバード博士は、アガリクスを「神のキノコ」と呼び、常 食していたピエダーテ地方の人々の長寿とガンをはじめとする成人病発生率が極端に低かったことに注目、「アガリクス茸には抗がん作用が認められる」と解明。
当時、皮 膚がんで闘病中だったアメリカのレー ガン大統領は、アガリクスを継続的に摂取したところ、再 発、転移を免れ職務に復帰したというニュースが世界を駆け巡った。
1980年以降、日本薬理学会、日本癌学会総会などで、抗腫瘍効果が発表され た。
1985年以降、日本農芸化学会、糖質シンポジウムなどで、抗腫瘍成分は高分子多糖体(β-グルカン、ヘ テロ、グ ルカン、糖蛋白)、核酸、レ シチンおよびス テロイドなどであることが発表された。
アガリクスには様々な有効成分が含まれており、中でもβ-グルカンの含有量が、 他のキノコに比べて非常に多いとされる。このβ-グルカンと深い 関係があるのが、NK細胞で ある。
アガリクスにはNK細胞を活性化させる作用とNK細胞を増やす作用があることが 確認されている。
β-グルカン以外にも、α- グルカン、β-ガラクトグルカン、キ シログルカン、ペ プチドグルカン、核酸な どの多糖類が多く含まれている。
また、多糖類以外にも、ビ タミンやミ ネラル、ア ミノ酸、酵素類 など、栄養バランスのとれた種類と成分が他のキノコ類より多く含 まれているという点もアガリクスの特徴である。
メ シマコブ |
長崎県の男女群島にある女島(めしま)に多く自生するキノコで、キノコの形状 がコブのような状態になることから「メシマコブ」と名づけられ た。
中国ではメシマコブを含むキコブダケなどのキノコを桑黄(そうおう)と呼び、 古くから生薬として利 用されてきた。
成長に10~20年かかり、昨今では日本国内での養蚕が衰退し桑畑が減り、採 取が難しいため「幻のキノコ」といわれている。
メシマコブには各種の多糖類をはじめ、ア ミノ酸(グ リシン、ア スパラギン酸 など)、酵素類などの 有効成分
が多く含まれている。
その中でも、多糖体にタ ンパク質が結合した「ヘテロマンナン・タ ンパク複合体 」が、特に免疫力の向上や抗がん作用が あり、ガンの治療に効果的だといわれている。
また、他のキノコに比べ、「マ ンノース」や「ガ ラクトース」系の抗腫瘍作用の ある多糖類が非常に多いことが解っている。
1968年、国立がんセンターで十数種類のキノコを集めマウスに対して抗腫瘍 活性を調べたところ、メシマコブが96.7%ともっとも高い活性 を示した。また、臨床試験では、抗 ガン剤や放 射 線治療などの副作用が軽減された、
食欲や睡眠の改善、体重の維持、意欲の冗進等、QLO (生活の質)を高めると 観察結果が報告されている。
マ クロファージを3~5倍に増強する効果やNK細胞、T細胞、B細胞などの免 疫細胞を活性化する働きがあるとされ、医療現場でも代 替医療として使われ、注目されている。
チャー ガ |
チャーガは白樺の内部に食い込み、樹液を養分として数年~数十年にかけゆっく り成長する。
今では白樺2万本につきチャーガ1本という割合でしか生息しないと言われ、成 長も遅いことから、「幻のキノコ」「森のダイヤモンド」と呼ばれ る希少価値の高いキノコである。
シベリアのある地域では、厳しい生活環境にもかかわらず、チャーガを砕いたお 茶を代わりに飲用してきた。
その地域に住む人々は、代々ガンと無縁の生活を送ってきたことから、旧ソ連時 代に本格的な調査・研究が始まったとされる。
主な有効成分は、多糖類のβ- グルカン、SOD様 物質、水溶性食 物繊維、フ ラ ボノイド、サ ポニン、ミ ネラル、イ ノシトールなどで、中でもβ-グルカンとSOD様物質の二つがもっとも特徴 的な栄養素といえる。
β-グルカンの含有量が他のキノコに比べ非常に高いため、その有効性が医療機 関等に注目を浴びている。
また、チャーガにはSOD様物質が大量に含まれており、その量は、ア ガリクス の20~30倍といわれている。
また、ア ポトーシスを誘導する作用のあるベツリン酸やリ グニン、エ ルゴステ ロール、ト リテルペン、ラ ノステロールなど様々な栄養素が含まれている。
1970年、ロシアのノーベル賞作家・ソ ルジェニーツィンが、自分のガンを治 した実体験を綴った小説「ガン病棟」で紹介したことから世界的に 抗がんキノコとして知られるようになり、ロシアでは 医薬品として認められている。
日本国内では、静岡大学故水野卓教授が「カバノアナタケ(チャーガ)多糖の抗腫瘍活性と血糖値降 下作用」を発表している。
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